ドライアイについて目が乾く、痛みを感じるという方へ

ドライアイとは

涙の量や質が変化することで、目が潤いを保てなくなります

現代病の一つといわれるドライアイは、涙の量や成分が変化することで、目に十分な潤いを保つことができなくなる病気です。ひりひりした痛さのほか、物がかすんで見えることもあります。

ドライアイの原因について

生活習慣やコンタクトの使用が考えられます

原因として考えられるのは、テレビやパソコンを集中して見続けることなどにより、興奮してまばたきの回数が少なくなり、涙が行き渡らなくなることです。また、コンタクトレンズの使用も涙の蒸発量を増加させます。
一般に、会社員の3割はドライアイの疑いがあると言われているので、目をよく使う職業の方は注意が必要です。

ドライアイの治療方法について

ドライアイのタイプを見極めて効果的な点眼薬を使用します

ドライアイは厳密に言うと、涙液が減少しているものと、目の表面の摩擦抵抗が増えているものの2つのタイプがあります。ドライアイのタイプを見極めた上で、効果的な点眼薬を使用することが必要になります。

涙の出口に栓をする治療を行う場合もあります

また、涙液が減少しているタイプで重症化している場合は、涙の出口である涙点という部位に栓(涙点プラグ)をして、涙の生理的な排出を人為的に遮断する治療を行う場合もあります。

そのほか、目を休める時間を設けたり、しっかりと睡眠を取ったりするなど、生活習慣を見直すことも有効です。